北京にあるFraser Residenceが突如、2017年2月28日をもって営業終了することが発表された。
2007年より営業をしていたが、ビルそのものが11億元で売却され、新オーナーが突然「レンタル中止」を指示。つまり、契約破棄である。
非常に中国らしい対応であるが、突然の連絡でしかも「来年2月には出てください」である。
契約違約金やその他保証は全くなし。これからの交渉だ。
上海でも日本人向けマンションが売約され、突然の追い出し。
物価上昇と人件費高騰、そして不動産バブル。
単身者が多いのでまだ対応はし易いが、それでも混乱は免れない
今後の予定だが、全く未定だ。
新オーナーが高値で更に売却するのか、Fraserの管理は必要なく、自社管理をするのか…。
Fraserグループとしては、北京では幻となった『Fraser Place』以来の事件となる。自社ビルであるFraser Suitesを残し、Fraser Residenceが消滅することとなった。
上海は、このようなサービスマンションが減り、個人オーナー物件が大半を占めているという。
北京もそうなるのか……オーナーの文化水準は上海の方がひとランクもふたランクも上であるが、そう遠くない将来には北京も上海のようになるのだろう。
コメントする